ラグビーワールドカップ2019 は何故ここまで盛り上がったのか?その人気の秘密に迫る
2019/11/01
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2019/11/01
セルフマネジメンプロデューサー
メンタルコーディネーターの斉藤です。
いや〜〜 ラグビーワールドカップ盛り上がりましたね〜〜。
ここまで盛り上がるとはちょっと予想以上でしたね。
その人気の秘密は「にわかファン」の獲得にあったと思うわけですが、
なぜ、ここまでにわかファンを取り込むことができたのでしょうか?
そこには「ワールドラグビー」によるソーシャルメディア戦略があったようです。
まず注目すべきは主要なソーシャルメディアにアカウントを開設して、
特に若い世代に人気のTikTokとの提携で
これまでラグビーなど見たこともない
興味もないという層をターゲットに
にわかファン作りに取り組んだことでしょう。
グローバルハッシュタグチャレンジ「#RugbyFever」を同時にスタートし、
1億を超える再生回数を獲得しています。
これまでラグビーに興味を持たなかった若い世代への情報のリーチと
新たなファン層の開拓を目指し、そのターゲット層の心をつかむために、
他のスポーツではあまり見ない遊び心にあふれた投稿はを続けていきました。
これらのユーモラスな投稿は、ラグビーのイメージをフレンドリーなものに変え、
関心がない層も惹きつけTikTokアカウントは、日本・グローバルアカウント合わせて約20万フォロワー
そのうちの45%が女性だと報じられている。
さらにInstagramの公式アカウントも合計約80万人超えのフォロワーを獲得している。
ソーシャルメディア戦略を先導しているのが、
マーケティング部門最高責任者の女性CMOマリッサ・ペース氏は
「ラグビーは男のスポーツ」という固定概念を覆すために、
今年5月から、「Try and Stop Us(私たちを止められるものなら止めてみて)」キャンペーンも始めています。
また、家族との絆、仲間との関係性、人間臭さや、ノーサイド精神など
試合以外のバックステージでの人柄などが伝わることで
そのギャップに萌えた人も多かったのではないでしょうか。
本来のファンではない新しい層を取り組むためには
まず知ってもらう必要があります。
「指名検索」をしたい層と出会うためには
SNSでバズを起こす必要があります。
バズを意図的に起すために
積極的に「違和感」「個性」「意外性」などを見せて
「思わず人に話したくなる」といった仕掛けをが
拡散が起こしていったのではないでしょうか。
一方、ほぼ同時期に開催された、プロ野球 日本シリーズ
キーラコンテンツとだったはずの日本シリーズの視聴率が
視聴率は初戦8.4%、2戦目7.3%、3戦目9.7%と1ケタが続いていた。
4年に1度行われる「WBSC プレミア12」も
ラグビーに比べるといまいち盛り上がりにかけている感があります。
何故、このように明暗が別れてしまっているのでしょうか?
「コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたがために、
プロレスが衰退していった面もありました。
僕は“すべてのジャンルはマニアが潰す”と思っていますから。
ただ、今のプロレスに関しては、そんな排他的なコアユーザーは少なくて、
みんなでプロレスを盛り上げたいという気持ちが強い」
この名言はプロレスファンの方ならわかる
(それ以外の方はきっとわからない 苦笑)
新日本プロレスのオーナーで、
ブシロードグループの創設者の木谷高明氏の言葉。
木谷さんはこの信念で見事に新日本プロレスをV時回復させて
今では国内だけでなく、海外での即ソールドアウト!
来年の正月は東京ドーム2DAYS!!
その経営手腕に注目が集まります。
ジャンルを支えるのもマニアであることも事実
しかし、現状維持は退化です。
マニア受けする試合をするとファンが増えない
そして、次第に先細り・・・
未来のためにはマニアが嫌がるようなにわか向けの試合、演出が必要な訳です。
するとここで,マニアと新規の摩擦が問題になってきます。
マニアは時には排他的で「そんなことも知らないの?」的な空気を出して
新規にマウントを取りたがる。
すると新規はもう入っていけない雰囲気になる訳ですね。
「今すぐ客」という層だけでなく
上手く「そのうち客」である
にわかファンをいかに取り込むかが
とても重要だるということを改めて知らされた訳です。
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