自分探しをすると迷子になる
2015/10/21
セルフマネジメントプロデューサー
メンタルコーディネーターの
オフィスノーダウトの斉藤恵一です。
「セルフマネジメント」で自分の人生クリエイトしよう！！
というお話をさせていただくと、
ちょっと認知のズレをされる方もいます。
「自分探しの旅」に出てしまう人がそれ。
今の自分がイマイチ気にいらないから、
自分を変えるために、
本当の自分を探しに行くという発想。
それで、アジアとかアメリカ、ヨーロッパとか旅に出てしまう。
別に旅に出ることが悪いわけではないのだけれど
外国に行ってもそこには「あなた」はいません。 苦笑
あなたが探している「自分」はそこにはいないわけですよ。
今の自分にない、新しい何かを見て、聞いて、触れて、
刺激を受けることは大賛成！
どんどんやるべきです。
そうすることによって脳が刺激され、
セレンディピティー能力が高まるから。
だけど、それと「自分探し」を混同してしまうと
混乱して余計に迷子になってしまいます。 苦笑
じゃ、自分を知るためにどうしたらよいのか？
それは自分の過去に触れることです。
自分のルーツに触れて、自分の内観をすること。
今のあなたの周りを知ること。
親、兄弟、友達、師匠、
これまでの様々な出来事など
今の自分を形成してきたものたちを
再認識して受け入れることです。
そもそも人間は他人との関係性の中にしか存在しなく、
結局、アイデンティティというものは他人から作られたもの。
だから、「誰と」いるかが「あなた」を創るわけです。
これまで「誰と」いたかが今の現実な訳です。
だから、外側に自分を探しに行くのではなく、
まず、自分と向き合って、自分を見つめ直すこと。
そして、これまで辿ってきたルーツを再確認して「気に入る」こと。
ルーツを否定すれば、イコール、今の自分を否定することになります。
つまり、「自信」を無くしていき、
「自信」を失った人が、欠けている部分を補うために
外側から新しいものを吸収しようとする。
新しい知識
新しい技術
新しいノウハウ
などを学ぼうとする。
新しいものを学んで
今の自分に足りないものを補うことによって
自信が生まれるということを勘違いしています。
だけど、今、自信がない人が、
外側から新しい何かを得ても結局同じこと。
「自信がないからできない」
「よく考えてやらない」
という結論に行きつくわけです。
だから、まずは自分の内側と向き合って、
すべてを肯定し、受け入れることから始めましょう。
外側にあなたはいませんよ。
本日もお付き合いいただきありがとうございました！
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